「空き家を片付けたいけれど、業者に依頼すると費用がどれくらいかかるのだろう?」とお悩みではありませんか。実際、京都市内でも相続した実家を空き家のまま長年放置しており、どのくらい費用をかけて片付けるべきか悩んでいる人は少なくありません。
本記事では、京都市で空き家の片付けを業者に依頼した場合の費用相場を解説します。費用に影響するポイントや費用を抑えるコツも紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。
目次
京都市での空き家の片付けの費用相場
京都市で空き家の片付けを業者に依頼した場合の費用相場は、以下のとおりです。
間取り | 費用相場 |
---|---|
1LDK |
80,000~200,000円 |
2DK |
100,000~250,000円 |
2LDK |
130,000~300,000円 |
3DK |
150,000~400,000円 |
3LDK |
170,000~500,000円 |
4LDK以上 |
220,000円~ |
多くの業者では、間取り(部屋数)や家の広さに応じておおよその料金が設定されています。同じ間取りでも、不用品の量や処分する大型家具・家電の数によって費用は大きく変動します。
正確な費用を知りたい場合は実際に業者に現地を確認してもらい、見積もりを依頼することが大切です。
京都市での空き家の片付け費用を左右する要因4つ
空き家の片付け費用には、さまざまな要因が影響します。主な要因として、以下の4つが挙げられます。
- 部屋の間取り
- 住宅の立地や構造
- 物品の量や種類
- オプションサービスの有無
これらのポイントによって費用は上下するため、見積もりを依頼する前に把握しておくと役立ちます。それぞれの要因について、詳しく見ていきましょう。
部屋の間取り
家の広さや部屋数が増えるほど、片付けに必要な作業量や作業時間も増加します。当然ながら費用も高くなる傾向があり、1LDKと4LDKでは後者のほうが大幅に高額になります。
実際、1LDKの片付け費用相場が8万〜20万円程度であるのに対し、4LDKともなると20万円を大きく超えて数十万円規模になるケースも珍しくありません。間取りが大きい家ほどトラックの台数や動員するスタッフ人数も増えるため、その分コストがかかってしまいます。
住宅の立地や構造
家の立地状況や建物の構造によっても、片付け費用は変動します。
立地が原因で高額になる例として、空き家が山間部など遠方にあったり、細い路地に面していてトラックが近づけなかったりする場合などです。手作業で運び出す手間が増えると判断された場合に、料金が割高になる傾向があります。
また、建物の構造も重要なポイントです。エレベーターのない2階以上の物件や階段が急で狭い家では、荷物の搬出に通常よりも時間と人手が必要になり、結果として作業量が増えて費用も上がりやすくなります。
逆に平屋で階段を使う必要がなく、敷地内にトラックを横付けできる立地であれば作業効率が高いため、費用は比較的抑えられるでしょう。
物品の量や種類
片付ける不用品や家財の量が多いほど、必要な作業時間やスタッフの人数、トラックの台数が増えるため費用は高くなります。
空き家に長年分の大量の荷物が残っている場合、その分回収作業にも時間と手間がかかるので、見積もり金額も大きく膨らむでしょう。
荷物の種類も費用に影響します。特に、エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機の「家電4品目」は自治体で通常の粗大ごみとして処分できず、リサイクル料金が必要です。
そのため、これら該当品が多いほど追加の処分費用がかかります。また、解体が必要な大型家具がある場合も、解体作業の手間賃が上乗せされるでしょう。
オプションサービスの有無
業者に依頼する基本プランには、不用品の回収と簡易清掃が含まれていることが一般的です。追加で特定のサービスを依頼する場合は、その分費用が上乗せされます。
部屋全体のハウスクリーニングや害虫駆除・消毒、仏壇や遺品の供養処分などを併せてお願いすると、基本料金に追加料金が加わる仕組みです。一度にすべての作業を任せられて便利な反面、サービス内容が増えるほど費用も高くなりがちです。
そのため、オプションサービスが必要かどうかを検討したうえで、依頼するようにしましょう。
京都市での空き家の片付け費用を抑える方法3選
空き家の片付け費用をできるだけ抑えるために、工夫できるポイントがいくつかあります。特に効果がある方法は、以下の3つです。
- 自分で事前に片付けを進めておく
- 複数の業者に見積もりを出してもらう
- 買取サービスを実施している業者を選ぶ
数万円単位で変動することもあるため、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
自分で事前に片付けを進めておく
業者に依頼する前に、まずは可能な範囲で自分自身で不用品の整理を進めておきましょう。
燃えるごみや資源ごみとして自治体の回収に出せる物は事前に出し、大型ごみも京都市の粗大ごみ収集サービスなどを利用して処分しておくと効果的です。
事前に自分で片付けて不用品の量を減らしておけば、業者の作業量も減り、見積もり費用も抑えられます。
ただし、冷蔵庫・テレビ・エアコン・洗濯機などの家電リサイクル法対象品は自治体では収集していないので、自分で業者に依頼して処分する必要があります。家電量販店のリサイクル回収や、不用品回収業者などが引き取りに対応しているため、相談してみてください。
複数の業者に見積もりを出してもらう
空き家の片付けを業者に依頼する際は、1社だけで即決せずに複数の業者から見積もりを取りましょう。2〜3社程度の見積もりを比較することで、平均的な料金相場を把握できて、相場とかけ離れた高額な請求を避けられます。
また、各社のサービス内容や対応を比較検討したうえで、自分のニーズに合った業者を選びやすくなるメリットもあります。
実際に見積もりを取ってみて、不明点があれば遠慮なく質問してみましょう。質問への回答があいまいだったり、対応が杜撰だったりする業者であれば、契約は見送るのが無難です。
複数社から見積もりを取った後は、総合的に信頼できる業者を選ぶようにしましょう。
買取サービスを実施している業者を選ぶ
不用品の中には、まだ十分に使える家電や家具、価値のある雑貨などが含まれている可能性があります。こうした再利用可能な品を買取りしてくれる業者に依頼すれば、買取分の金額を作業費用から差し引いてもらえます。
買取サービスに対応している業者であれば、不用品の処分と買取を一度に任せられるため、手間がかかりません。
ただし、正式に古物商許可を取得している業者かどうか事前に確認しておきましょう。無許可で買取りをおこなうことは違法のため、古物商の許可を持つ信頼できる業者に依頼することが重要です。
空き家片付け業者のサービス内容
空き家片付け業者の主なサービス内容として、以下の4つが挙げられます。
- 仕分け・分別
- 梱包・搬出
- 運搬・処分
- 簡易清掃
空き家の片付け計画を立てるうえで、業者のサービス内容を理解するのは重要です。ひとつずつ見ていきましょう。
仕分け・分別
まずは部屋の中の物品を一つひとつ確認し、必要な物と不要な物に仕分けしていきます。不用品の中に貴重品や思い出の品が紛れていないか丁寧にチェックし、処分する物は自治体の分別ルールにしたがって種類ごとに分類します。
自分で仕分けをおこなうのは大変な作業ですが、プロのスタッフが適切に分別してくれるので安心です。
梱包・搬出
仕分けが終わった不用品は、業者が用意した袋や段ボールに梱包され、家の外へ運び出されます。
食器類などの小物からタンス・冷蔵庫といった大型家具・家電まで、必要に応じて養生をおこないながら、安全かつ迅速に運搬してくれます。重い家具を運び出す力仕事も、業者に任せればスムーズです。
運搬・処分
家の外に出した不用品は、業者のトラックで処分場まで運搬されます。その後、自治体の許可を持つ廃棄物処理施設で法に従った方法で廃棄処理を実施してくれます。
簡易清掃
すべての不用品を運び出した後、業者が室内の簡易清掃をおこないます。簡易的な清掃作業であれば、基本料金に含まれていることが多いです。
さらに徹底したクリーニングが必要な場合には、別途ハウスクリーニングをオプションで対応可能な業者もあります。
京都市で空き家の片付けを業者に依頼するメリット3つ
ここでは、業者に依頼する主なメリットを3つ紹介します。
- 片付けの手間と時間を大きく減らせる
- 事故・衛生リスクを抑えられる
- 不用品の適切な処分と買取
空き家の片付けは自分だけでおこなうと膨大な手間と時間がかかるのに対し、プロの業者に依頼することでさまざまなメリットが得られます。それぞれのメリットについて、見てみましょう。
片付けの手間と時間を大きく減らせる
プロの空き家片付け業者に依頼すれば、家財の仕分けから運搬・処分をしてもらえます。自分で少しずつ片付ける場合と比べて、圧倒的に時間と労力を節約できる点は大きなメリットです。
平日は仕事で忙しい人が休日を返上して作業した場合、すべてを終えるまでに数ヵ月かかるケースもあります。しかし、業者なら大人数で手際よく作業を進めてくれるため、早ければ1日で片付けが完了することも珍しくありません。
さらに、自治体では処分できない冷蔵庫・洗濯機などの大型家電や処理に手間のかかるピアノなども、業者ならまとめて回収してもらえます。自分で個別に業者へ引き取りを依頼したり処分方法を調べたりする手間も省けて、一度の依頼で空き家の中をすっきりさせられるでしょう。
事故・衛生リスクを抑えられる
空き家の片付け作業には、重量物の運搬や長期間掃除されていない部屋の清掃など、ケガや健康被害のリスクをともなう作業が含まれます。高齢の方や力仕事に慣れていない人が無理をすると、腰を痛めたり足を滑らせたりと、思わぬ事故につながる恐れも否定できません。
また、ホコリやカビが充満した環境での清掃は衛生面でも問題があります。プロの業者に任せれば、自分自身が汚れた環境に立ち入る必要がなく、最後には専門スタッフがしっかり掃除までおこなってくれます。
体力的・衛生的な負担を軽減できるのは、大きな安心材料と言えるでしょう。
不用品の適切な処分と買取
業者に依頼すれば、家庭から出る不用品をすべて法律に則って適切に処分してもらえます。特に自治体で引き取りできない家電リサイクル法対象家電も、一度の依頼でまとめて処分してもらえるため安心です。
さらに、まだ使える家具や家電などがあれば、業者に買取りしてもらえる可能性があります。不用品の処分費用から買取額を差し引いて精算できるため、処分と買取りを同時に依頼できる点は利用者にとって大きなメリットとなるでしょう。
京都市で空き家の片付けを業者に依頼する際の注意点4選
最後に、空き家の片付けを業者に依頼する際に注意すべきポイントを4つ解説します。
- 行政から許可を取得している業者に依頼する
- 遺品整理士や古物商許可を有しているか確認
- 料金プランが明瞭な業者を選ぶ
- 口コミや実績で信頼できる企業を選ぶ
悪質な業者とのトラブルに巻き込まれないよう、依頼前にしっかり確認しておきましょう。
行政から許可を取得している業者に依頼する
空き家の片付けを依頼する際は、必ず一般廃棄物収集運搬業の許可を自治体から正式に得ている業者を選びましょう。自治体の許可を持たない業者が無許可で不用品を回収することは、法律で禁止されています。
許可のない違法業者に依頼してしまうと、不法投棄や法外な高額請求などのトラブルに巻き込まれるリスクが高まります。
信頼できる業者かどうか判断するために、京都市の公式ホームページで一般廃棄物収集運搬業の許可業者一覧を確認しておきましょう。
遺品整理士や古物商許可を有しているか確認
空き家に故人の遺品が含まれる場合は、在籍しているスタッフに遺品整理士の資格を持つ者がいる業者だと安心です。遺品整理士は遺品整理に関する専門知識を持った有資格者で、遺族の心情に寄り添った丁寧な作業が期待できます。
また、片付けと同時に不用品の買取を依頼する場合には、古物商許可を取得している業者かどうかも確認しましょう。
古物商許可を持たずに、無許可で不用品の買取りをおこなうことは法律違反です。適切に古物商許可を取得している業者であれば、自社サイトなどで公表しているため、事前にチェックしておきましょう。
料金プランが明瞭な業者を選ぶ
見積もり内容や料金体系が明確に示されている業者を選ぶことも重要です。作業ごとの費用内訳が詳しく提示され、追加料金が発生する条件も事前に説明してくれる業者であれば、後から予想外の請求が来る心配が少なく安心できます。
見積もりをもらった段階で不明な点があれば、遠慮せずに担当者に質問しましょう。
質問に対して明確な回答をもらえない場合は、その業者への依頼は見送ったほうが無難です。料金説明が丁寧で誠実な業者を選ぶようにしてください。
口コミや実績で信頼できる企業を選ぶ
最終的に依頼する業者を選ぶ際には、その業者の評判や実績も確認しておきましょう。実際に利用した人の口コミや評価を見ることで、スタッフの対応やサービスの品質について事前に把握できます。
インターネット上の口コミサイトやレビューなどを参考にしながら、信頼できる業者かどうか見極めると良いでしょう。
また、創業からの年数やこれまでの作業実績が豊富な企業であれば、それだけ多くの空き家片付けを経験していることの裏付けになります。口コミ評価と併せて、会社の実績や歴史にも目を通してみると依頼先の判断材料になるでしょう。
京都市での空き家片付けの費用についてまとめ
京都市で空き家の片付けを業者に依頼する場合、費用相場は家の間取りや不用品の量によって数万~数十万円と大きく変動します。
家が広かったり処分する物が多かったりすると、費用は高くなる傾向にあります。しかし、事前に自分で不用品を減らしたり複数社から見積もりを取ったりすることで、ある程度は費用を抑えられるでしょう。
短期間で安全かつ適切に空き家を片付けてもらいたい場合は、プロの業者に依頼することも検討してみてください。業者を選ぶ際には自治体の許可の有無や料金体系、口コミ評判などをしっかり確認し、信頼できる会社に依頼しましょう。
京都市で空き家の片付けを依頼するなら、地域の許可を取得した信頼できる業者に相談することが大切です。
山本清掃は、一般廃棄物収集運搬業の許可を取得しており、創業75年の豊富な実績を持つ老舗の片付け専門業者です。
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